歴史

創設

1991年4月16日、パリ。写真雑誌の協会の設立を求めるディスカッションや会合を重ねた数年間を集約し、ついに欧州の写真雑誌25誌を代表する編集者たちがホテル・メリディアンで一堂に会し、Technical Image Press Association (TIPA=テクニカル・イメージ・プレス・アソシエーション)の設立が実現しました。少人数の精鋭メンバー限定のロビー団体でもマーケティング用ツールでもない、1つの大きな非営利団体の開設を望んだ創設者たちは、早速、欧州の写真雑誌の全誌に加盟を呼びかけました。こうして、TIPAは瞬く間に、一流の専門編集者たちで構成される、欧州最大の写真・映像雑誌の独立団体へと成長を遂げました。
 
1991年9月13日、バルセロナで開催した会合で、Juan Manuel Varela (FV magazine)が会長に、Richard Hopkins (Practical Photography)とFrancisco Torres (FotoVentas)が副会長、George Hughes (社名不明)が書記に、Fré Withoff (Foto)が会計にそれぞれ選出されました。顧問には、Giulio Forti (Reflex)、Philip Kruyer (Foto&Doka)、Gerard Bouhot (Phot'Argus)が任命されました。また、同日、TIPAアワードの第1回目の授賞式がSonimagfotoの見本市で開催されました。
 
「旧大陸」を西側世界最大の経済地域に転換するという欧州諸国政府の決定を踏まえ、戦略の軌道修正を余儀なくされたのは、写真業界も例外ではありませんでした。この画期的な変容に伴い、写真雑誌までもが将来の再考を迫られ、TIPAは東欧諸国の写真雑誌に加盟を呼び掛けることを決定しました。こうして、数多くの国々の編集者たちの間に同胞意識と友情が芽生え、異なる文化を持つ専門家たちの間での理解が深まっていきました。
 
ブタペストで開催された2009年の総会において、TIPAのメンバーは同協会を欧州の団体から、写真・映像雑誌の世界的団体に転じることを投票で決定しました。世界がどんどん身近になっていく今日、TIPAはより一層の拡大を目指し、そのイメージと影響力を大陸を超えたレベルまで押し上げることを決意したのです。この決定に基づき、TIPAは欧州以外の諸国に加盟への扉を開きました。TIPAの何よりの願いは、写真に対する熱意と楽観主義に溢れたメッセージを世界中の無数の人々に広め、ブルーのロゴのパワーをかつてないレベルまで向上させることにあります。
 

1991年以来、TIPAのメンバーは年に最低1度開催される総会で一堂に会し、プロジェクトの検討や業界の革新、動向に関する意見交換を行っています。なお、3日間の会期中、TIPAの加盟編集者たちは、その年最も優れた写真・映像製品を投票で選出します。TIPAではまた、史跡や有名な写真の舞台となった場所の見学ツアーや、大小の工場の重役やエンジニアとのミーティングもしばしば催しています。